『リヴァプールの残虐王』にして「硫酸どろどろなんでも溶かす」(曲名)などで知られるバンドの言わずとしれた名盤4thです。いわゆる『メロディック・デスメタル』メロデスの金字塔なわけですが、ぐちゃぐちゃどろどろゴアゴアの初期からすると随分遠くに来たなという感じです。アイアン・メイデン的な泣きのギターリフといかついデスヴォイスの相乗効果は確かに発明なんですけど、そもそもやっぱ曲がいいのが強い。新しいことをしたから偉い、というのも無くはないですが未だもって歴史的名盤としてあるのはそういうところなんじゃないでしょうか。泣ける。若いメタルファンが聴いてもおお、となるはず。いや知らんけど。名盤なんで一度は聴いてみてもいいんじゃないかと。