Shikisai Compilationというネットのコンピレーション・シリーズで見かけた「理科室」という曲がとにかく良くて聴き始めた人たち。ポストロックを通過したエレクトロニカ・ポップス的な柔らかい音色をバックに歌われる真っ直ぐな女性ヴォーカルがとにかくいいですね。それでいてユニット名通りというか一筋縄ではいかない、青春の仄暗いところまで見通すような感じは昔ジャングル・スマイルなんかを聴いたときのことを思い出します。胸がキュッとなる感覚。
Shikisai Compilationというネットのコンピレーション・シリーズで見かけた「理科室」という曲がとにかく良くて聴き始めた人たち。ポストロックを通過したエレクトロニカ・ポップス的な柔らかい音色をバックに歌われる真っ直ぐな女性ヴォーカルがとにかくいいですね。それでいてユニット名通りというか一筋縄ではいかない、青春の仄暗いところまで見通すような感じは昔ジャングル・スマイルなんかを聴いたときのことを思い出します。胸がキュッとなる感覚。
もちろん嫌いということはなくともヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターというバンドに今ひとつ入り込めない僕としてはどちらかというとこういうピーター・ハミルのシンガー・ソングライター的な側面にこそ惹かれる感があります。91年という録音タイミングだからこそのニューエイジ的なサウンドメイクは好みの分かれるところかもしれませんが、シンプルで美しい歌を引き立てるような良いアレンジだと思います。何よりこのアルバムはピーター・ハミルという人のしっとりとした歌声が楽しめる作品として、たとえばセックス・ピストルズのジョン・ライドンが影響を受けたようなパンキッシュな叫びとはまた違った歌の表現を聴かせてくれるので強くおすすめしたい作品です。あまり目立たないけど代表作の一つと思う。
プログレ関係のキーボーディストによるソロ作品で、わりと知られたニューエイジ名盤ぽいですね。こういったシンセサイザー音はこうやはりタンジェリン・ドリームやパトリック・オハーンなんかのプライヴェート・ミュージック在籍時のサウンドとかで馴染みがあるんですが、最近だとゲーム・ミュージックが違う角度からこっちに接近している気もします。まあ結果的にシンセサイザーが表現する雄大な自然とかSF的な未来ってゲームのそれとも共通のヴィジョンだったりもしますしね。でもってヴェイパーウェーヴ通過後に聴くとまた一周回って今感もあるし。とまあ諸々語ってはみたもののこういうサウンドって僕の根っこのところのものなんで抗えないんですよね。好き。