黒岡衛星の1日1枚1言

この"ブログで音楽の話しかしたくない"がすごい!第一位

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

スガダイロートリオ『坂本龍馬の拳銃』('09)

坂本龍馬の拳銃 アーティスト:スガダイロー CooL FooL Amazon やーばいっすね。かっこいい。いわゆるピアノ・トリオ編成によるフリー寄りのジャズということになると思うのですが、リズムの組み立て方や壊し方、繊細でありながらダイナミックなサウンドにた…

ページェント『夢の報酬』('89)

夢の報酬 アーティスト:ページェント,NEXUS ROCK LEGEND ARCHIVE COLLECTION キングレコード Amazon いわゆる『ジャップス・プログレ』というやつですか。確か初めてディスクユニオンに行った時に買った覚えがありますね、懐かしい。内容はというとややゴシ…

曽我部恵一ランデヴーバンド『おはよう』('07)

おはよう アーティスト:曽我部恵一ランデヴーバンド Rose Records Amazon 曽我部恵一並びにサニーデイ・サービス関係はわりと好きな作品も多いのですが、特に気に入っている作品の一枚がこれ。この名義としてはほぼ唯一のスタジオ・アルバムで、これが出たと…

zabadak『宇宙のラジヲ』('07)

宇宙のラジヲ アーティスト:ZABADAK Gargoyle Records Amazon 僕が一番好きなアーティストはと訊かれると(訊かれないですが)さんざん迷った上にザバダックか東京スカパラダイスオーケストラかどちらかだと言うことにしているのですが、そんなザバダックの…

Asao Kikuchi『What Must They Be Saying?』('01)

https://www.discogs.com/release/170104-Asao-Kikuchi-What-Must-They-Be-Saying 買ったまま寝かせていたらしっかり熟成していてビビります。竹村延和主宰のチャイルディスクよりリリースされたということしか知らないんですけど、いやカッコいい。今なおモ…

青木孝明『L/C』('92)

L/C PAN ACOUSTIC Amazon メトロトロン(ムーンライダーズ、カーネーション、グランドファーザーズほかあのへん)系のシンガーソングライターによるデビュー作。歌声こそ今とあまり変わらない特徴的なものですが、この頃は少しネオアコっぽいというか音が軽…

Plush『More You Becomes You』('98)

More You Becomes You アーティスト:Plush Dragcity Amazon シンガーソングライターによる、ほぼピアノと歌だけのアルバム。彼の作品では次作『Fed』がシカゴ音響派(もはやなつかしい響きですが)人脈もあって注目されたと思うのですが今作もとてもいいです…

Town and Country『5』('03)

5 アーティスト:Town and Country Thrill Jockey Amazon いわゆるポストロック、フォークトロニカ的な文脈の作品ではありつつもエレクトロニクスを排した作品として異彩を放つアルバムであります。ドローン的な通奏低音にミニマルなリズムとサウンド的にはあ…

Pizzicato Five『Overdose』('94)

OVERDOSE アーティスト:ピチカート・ファイヴ コロムビアミュージックエンタテインメント Amazon いわゆる渋谷系の盛り上がりがピークだった頃に出た、「東京は夜の七時」を含む代表作。もっとずっと狂騒的なイメージがあったんですが、思ったよりブルージー…

Tangerine Dream『White Eagle』('82)

White Eagle -Remast- アーティスト:Tangerine Dream Universal Amazon タンジェリン・ドリームめっちゃ好きなんですけど、なんやかややっぱり70年代の所謂ジャーマン・プログレに括られる時期が好きで、80年代はそこまで聴いていなかったりします。サウンド…

54-71『enclorox』('02)

enClorox アーティスト:54-71 Ariola Japan Amazon ポストロックかポストヒップホップか、ポストミクスチャーかわからないですけど異形のグルーヴが支配するロックバンド4枚目のアルバム。たとえばレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンからメタリックな要素を…

Family『Fearless』('71)

Fearless - Remastered & Expanded アーティスト:The Family Esoteric Amazon いわゆる『ブリティッシュ・ロック』としか言いようのないバンドですね。時代のアートとハードをたんまり吸い込んだロック。個人的にはそんな熱心にファンてわけじゃないんですけ…

Plastic Tree『ウツセミ』('08)

ウツセミ アーティスト:Plastic Tree ユニバーサル Amazon 個人的にプラスティック・トゥリーで1枚選ぶなら今作でしょうか。当時のプラは特にロキノンぽいというか、ヴィジュアル系っぽさがかなり薄かった時期ではあるんですけど、そもそもプラにとってのヴ…

Herbie Hancock『Blow-Up』('67)

Blow-Up (Original Motion Picture Soundtrack) Watertower Music Amazon スウィンギン・ロンドンの狂騒を描いた映画『欲望』のサウンドトラック。いやーおしゃれ。劇中ではジェフ・ベックとジミー・ペイジがいた時代のヤードバーズなんかも使われていておそ…

ムーンライダーズ『ANIMAL INDEX』('85)

ANIMAL INDEX / HQCD ムーンライダーズ アーティスト:ムーンライダーズ ポニーキャニオン Amazon おお、テクノポップ。とか言って元々ははっぴいえんどの弟分みたいだったバンドだと思うとずいぶん遠くまで来たなという気がしますね。しかしこの時期というか…

AIR『Usual tone of voice』('98)

Usual tone of voice アーティスト:AIR ポリスター Amazon 暗いというか全体的にどこかどんよりとしたムードのアルバムなんですけど、AIR(≒車谷浩司、渡辺等、佐野康夫のトリオ)としてのバンド・サウンドはここでひとつの完成を見たように感じます。スパイ…

Trettioariga Kriget『till horisonten』('21)

Till Horisonten アーティスト:Trettioariga Kriget Krigssang Amazon 好きですねえ。スウェーデンの『30年戦争』トレッティオオリガ・クリゲットです。名前通りの苛烈な音楽性で知られるリアルタイムの活動も良いんですけど、再結成後のポストロックとブル…