サラヴァレーベルの主宰であり俳優であり音楽家であるピエール・バルーが、日本のアーティストと組んで製作したアルバム。ソロアルバム『サラヴァ!』でラブコールを捧げていた高橋幸宏や、鈴木慶一を始めとするムーンライダーズ、加藤和彦に清水靖晃と参加者も豪華。というか今まさにストライクな人選ですよね。1982年という発表年の通り、フレンチボサとテクノポップが交差する独特の音楽をやっています。ロマンティックなニューウェーブ・サウンドではあるけどいわゆるニューロマとはぜんぜん違う肌感覚。おしゃれですねー。気取りくさりやがってという向きもあるでしょうが、どうしようもなくハマる時がある、ある意味とても指向性の強い音楽なのではないかと。いいアルバム。