なーんか好きなんですよね。代表曲「セルロイドの英雄」を含むスタジオ録音とライブ録音の2枚組(レコード当時)アルバムであります。もともとロックオペラ的なアルバムを好むバンドではありましたが、このあと『プリザベーション1,2』で大作志向になっていく手前であり創作意欲がサクレツしてますね。ガレージ・ロック的なバンドとしてスタートしたとは思えないホーンやピアノを多用した作風はイギリスの田園風景ってこんなかなと思わせるようなのどかな(しかし決してメッセージそのものは穏やかではない)ものでロックとしては渋めかも。しかしそんな田舎の風景も含めて『この世はすべてショー・ビジネス』なんですなーということで。そう思えばスタジオとライブが半々の構成もコンセプチュアルに見えてきますね。うーんアーティスティック。