名義こそピエール・バルーのものですが、バックの演奏的には和製ニューウェーヴものと言いますか、ざっくりYMO/ムーンライダーズ関連盤であります。日本におけるフレンチ・ボサの人気を確立したアーティストということもあり、ささやくようなしゃれたボーカルと一方で当時のテクノ・ポップ・ブームが組み合わさった作風はおそらく高橋幸宏なんかにも影響大というか、互いに影響し合ったのかなと。フランス映画のBGMをテクノポップでやったような、という点では後の渋谷系的なものにも繋がっているように思います。こじゃれてこそいるものの刺激がないわけではない、いい塩梅のアルバムだと思います。名盤だなあ。
