黒岡衛星の1日1枚1言

この"ブログで音楽の話しかしたくない"がすごい!第一位

2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

MY WAY MY LOVE『It is but one of billions of galaxies in your universe』('06)

My Way My Love – It Is But One Of Billions Of Galaxies In Your Universe – CD (Album), 2006 [r1392850] | Discogs 個人的にずっと探していた1枚です。日本のノイズ系オルタナ・バンド、MY WAY MY LOVEがまだ海外で活動していた際にオーストリアのレーベ…

PYG『ゴールデン☆ベスト』('04)

ゴールデン☆ベスト PYG BEST アーティスト:PYG ユニバーサル Amazon ジャケットの写真もいいじゃないですか。グループ・サウンズとニュー・ロックの境目を生きたバンドとしてどうしても当時は適切な評価が受けられなかったと聞きますがいやーカッコイイです…

Anthrax『The Greater of Two Evils』('04)

Greater of Two Evils アーティスト:Anthrax Sanctuary Amazon 再録アルバムっていうのもなかなか難しいもんですが、これは凄みが違います。BIG 4では比較的知名度の低いアンスラックスの中でもスラッシュ・メタル・スタンダードと言えるような代表曲ばかり…

zabadak『Nine Tales』('25)

Nine Tales アーティスト:zabadak ガーゴイルレコーズ Amazon ついに出ましたね。とはいえ現zabadakのリリースとしては『夏秋冬春』のリメイクがあってこちらも過去曲のセルフカバーなのであまり新譜という感じでもないですが。さて、内容の方は近年また精力…

山口冨士夫『ひまつぶし』('74)

ひまつぶし アーティスト:山口冨士夫 Good Lovin Amazon いいジャケとタイトルです。ダイナマイツに村八分と華やかな世界を渡り歩いてきた彼らしいロックンロール・ギターと一方で「デモみたいなもん」という録りっぱなしのラフなサウンドや歌がこれはこれで…

Syrup16g『パープルムカデ』('03)

パープルムカデ DAIZAWA RECORDS Amazon つくづく当時のシロップは(色んな意味で)ヤバかったんだなということがわかるシングルです。シングルとはいえ4曲22分もあればちょっとしたEPくらいの感じで、5曲入りの『My Song』と2in1で再発されればもうアルバム…

Syrup16g『My Song』('03)

My Song DAIZAWA RECORDS Amazon 「パープルムカデ」とは打って変わってまっすぐなJ-POPぶりに戸惑う表題曲から始まる5曲入りのシングルであります。こちらは全体的にポップサイドと言いますか、まだ常人にも理解できるタイプの曲が並んでいる感じで才気爆発…

Van der Graaf『The Quiet zone / The Pleasure Dome』('77)

The Quiet Zone/The Pleasure Dome Charisma Catalogue Amazon この時期はVdGGじゃなくてVdG(最後のGeneratorがない)なんですねー。というわけでプログレも末期、とっくにパンクの時代を迎えても彼らは持ち前の暴力的と言ってもいい攻撃性をむき出しにして…

Orchestral Manoeuvres in the Dark『The Best of OMD』('88)

The Best of O.M.D. アーティスト:OMD EMI Amazon テクノ・ポップど真ん中って感じです。シンプルなシンセサイザーを中心としたサウンドはしかしいくらかの生音が80'sの生硬さを感じさせつつ、またそれ以外にもロマンティックな男性ボーカルからは別の意味で…

菊地雅章『East Wind』('74)

イースト・ウィンド アーティスト:菊地雅章 ユニバーサル ミュージック クラシック Amazon 和ジャズってのも今は言わないんですかね。片面1曲ずつ2曲のスピリチュアルな演奏が収められております。ヒノテルと峰厚介という2管をフロントに据え、一方でリズム…

ミッキー・カーチスと侍『河童』('71)

河童 アーティスト:ミッキー・カーチス&サムライ Pヴァインレコード Amazon 『侍』の2枚組ってあれ国内には流通してないもんなんでしょか、といきなりコアな話から入ってしまいましたがミッキー・カーチスのプログレッシヴ・ハードロック2ndです。サイケ・ハ…

Santana『All That I Am』('05)

All That I Am アーティスト:Santana Arista Amazon ジャケこそ当時さんざん見ましたが初めて聴きました。『スーパーナチュラル』で一気に若返ってからかなりの充実期であったことが伺える絶倫サウンドでかっ飛ばす高速ラテン・チューンがとにかくかっこいい…

NEU!『Neu! '72 Live! In Düsseldorf』('96)

Neu! – Neu! '72 Live! In Düsseldorf – CD (Album), 1996 [r592545] | Discogs 当時は半分仕方なかったとはいえ今となっては権利的にだいぶ怪しいキャプテントリップ盤であります。1972年のライブ盤ということで時期としては1stの辺りになりますか、スタジ…

5X『CARMEN MAKI'S 5X』('83)

カルメン・マキ'S 5X(生産限定盤) アーティスト:5X Universal Music Amazon いやー絶唱。ベタな歌謡ハードロックがマキさんの歌唱力で名曲名演になっているという点では矢沢永吉なんかにも近いですか。しかし楽曲も充実していて80'sハードロックの隠れ名盤で…

矢沢永吉『The Star in Hibiya』('76)

THE STAR IN HIBIYA アーティスト:矢沢永吉 ソニーミュージックエンタテインメント Amazon おおうロックスター……。お馴染み永ちゃん初期のライブ盤にして因縁の日比谷凱旋であります。バックにサディスティックス(サディスティック・ミカ・バンドの後進)ほ…

ヤマジカズヒデ『Sunday Puffce』('91)

https://www.amazon.co.jp/dp/B00005IHT0 おおうアシッドフォーク。dip the flagがdipになるちょうど境目くらいのソロ・アルバムですが、内容の方もそんな感じです。あくまでアコースティック中心ではありますが要所で炸裂するギターの歪みとかやはり不健康…

Holger Czukay『On the Way to the Peak of Normal』('81)

On The Way To The Peak Of Normal P-VINE RECORDS Amazon 1曲目だけサブスクにないのはなんの関係なんですかね。ソロ3枚目ということですけれども、カン関係者以外にドイツのパンクバンドS.Y.P.H.のメンバーなども参加しているのがユニークなところでしょう…

中田裕二『thickness』('17)

thickness (初回限定盤) アーティスト:中田裕二 テイチクエンタテインメント Amazon 元椿屋四重奏の、と言わずとも優れたソングライターとしてすっかり立場を確立した中田裕二のこれは6thになりますか。玉置浩二が久保田早紀「異邦人」を歌ってい…

YES『Magnification』('01)

Magnification earMUSIC Classics Amazon 何を間違えたか初イエスがこれでしてそのときはサッパリわからんかったもんですが、一通りイエスのらしさみたいなものを通ってきてから聴くとすげえいいですね。このときはたまたまリック・ウェイクマンがおらず、キ…

小松亮太『ブエノスアイレスの夏』('98)

ブエノスアイレスの夏 アーティスト:小松 亮太 SMJ Amazon 騙されたと思って聴いてみてほしいですよね。日本のバンドネオン、そしてアストル・ピアソラ奏者として有名な小松亮太によるデビュー・アルバム。今ではすっかりCMなり情熱大陸なりで聴く人というイ…

Sun Ra and The Arkestra『Sound of Joy』('68)

Sound of Joy アーティスト:Sun Ra & the Arkestra Delmark Amazon 録音じたいは57年ですか。何が一番近いかといえばデューク・エリントンのエキゾものかと思いますが、もう少し突っ込んでマーティン・デニーなんかのファンもニコニコ聴けそうなトンチキ・ビ…

Plastic Plastic『Stay at Home』('16)

STAY AT HOME アーティスト:PLASTIC PLASTIC RADTONE MUSIC Amazon タイのサンシャイン・ポップ・バンドとのことで、Lo-Fiなシンセのぽわっとした響きと浮遊感のあるボーカルがとにかくかわいらしい1枚となっております。バンドではあるもののうるさくなく、…