こう、アナログシンセもののプログレはタンジェリン・ドリームがとにかく好きで、それはそれとしてソフト・マシーンは4と5のジャズに限りなく近いなにかをやってる時期がとにかく好きで、6やこのあたりなんかも名盤とは言われつつ……って感じでそこまででもなかったんですけど、あらためて聴くと1973年にこの音は未来ですね。マイルスやその弟子、或いはイアン・カーのニュークリアスなんかが描き出したエレクトリック・ファンク・ジャズ(もちろんそれらも大好きですが)よりもはるかに未来へのヴィジョンのようなものがあって、まあ逆に言うとそのせいでフュージョンスレスレのところまで行くわけですが、この早すぎたアンビエントとしての浮遊感は本当にすばらしく美しい。6もちゃんと聴き返したくなってきました。カッコいいなあ。