黒岡衛星の1日1枚1言

この"ブログで音楽の話しかしたくない"がすごい!第一位

Discharming man『フォーク』('11)

 

ライブDVDで収録曲を聴いたので久しぶりに。『北の巨人』蛯名啓太率いるバンドの、2ndにして3枚め(0th的な作品があるので)。たとえば前作はbloodthirsty butchers吉村秀樹の参加とプロデュースがあったことによる色々な意味でのキャッチーさ(流通などの都合もあり)があったと思うのだけれど、そういったものから離れて今作はただシンプルに、ディスチャーミング・マンという存在とその『うた』が聴こえてくるアルバムとして、最もコアなものなのかもしれないと思った。最新作はかなりラウドな仕上がりでカッコ良かったし彼らの中で一番いいと思うけど、じゃあだからといって過去作が悪いことも全然なく、真っ直ぐなハードコアを伝えてくれる今作のほうが意外と取っかかりとしては良かったりする、のかも。そういう意味では『フォーク』っていうアルバム・タイトルは絶妙だなあ。