映画を観て良かったのでサウンドトラックも聴いてみました。いやー、かっけえっす。ホラー調の映画に合わせたかのような、ある種の現代音楽的な不気味な響きの中に美しさがある楽曲が中心で、たまにアメリカン・クラーヴェ的なラテン・サウンドが割り込んでくると菊地成孔ファンの僕としてはまんまと燃えてしまいます。今回劇場用にロングバージョンが用意された「大空位時代」もサックスのパートが美しくも妖しく、やはりサキソフォニスト菊地成孔が好きなんだよなあと思ってみたり。なんか菊地成孔スキスキ言ってるばっかですけど、エディットにDAW(ボーカロイド技術を含む)、AIなどを用いることによって明確なポスト・アメリカン・クラーヴェ・サウンドが提示されたエポックな仕事だと思います。まずは映画を観るのがおすすめですけど、サウンドもぜひ。