カンのメンバー、ホルガー・シューカイによる初ソロであります。この時点で次作『ムーヴィーズ』に繋がるような、ロック/ポップス的要素と実験音楽を掛け合わせた作風ですが、今の耳で聴くとテープ・コラージュのサンプリング的な使用がとにかくモダンで驚きます。それこそカンでいうところの『フューチャー・デイズ』的な浮遊感も既に存在しており、なんなんだこのオーパーツっぷりはと驚かされるばかりであり、彼らの発明が軽音楽の歴史に与えた影響は計り知れないなと再確認。それでいて彼(並びにカン)のすごいところはちゃんとポップで人懐っこいところなんですよね。万人、とまではいかないかもしれませんがちょっとヘンな音楽が好きなら誰でもニコニコ聴けると思います。すごいなあ。
