スカパラ主導で制作された、スカのオリジネイターであるザ・スカタライツのトリビュート・アルバム。メンツを見てもらうとなんとなくわかるかなと思うのですが、スカのみに留まらない幅広い音楽性を持つアーティストが参加しています。Dry & Heavyやこだま和文など、ダブやクラブミュージックよりのアーティストが多いですかね。個人的にはエゴ・ラッピンによる歌もの「オルフェのスカ」が良かったです。スカという音楽、それらを生み出した当時のジャマイカのミュージシャン・シップのようなものが時代によってその姿を変えながら今もなお現役でリスナー、オーディエンスを踊らせていることが今作から伝わってくるいいアルバムだと思います。なにげにここでしか聴けない音源も多いし、サブスクもあけてないのでぜひ音盤を買って聴いてください。