ディスコグラフィ中でも3rdや4thのような名盤扱いがなくさえないジャケの地味な5thなんですけどなんか好きなんですよね。テクニカルな演奏の中にも全体的にリラックスした空気があるというか。それでいて特にバート・ヤンシュによるシンガーソングライター風の名曲「So Clear」(プログレ隠れ名曲としてもっと知られて欲しい)から大作の表題曲につながる終盤の流れなんかは感動的。派手さこそないものの、ポップなブリティッシュ・フォーク集として日常にそっと寄り添ってくれるいいアルバムなのではないかと思います。プログレには貴重かと。