ジェームス・チャンス・アンド・ザ・コントーションズが名前を変えてリリースした(一応)1stですね。コンピレーション『NO NEW YORK』(BOOWYじゃないですよ)で知られるコントーションズも同年にはアルバムを出していますが、そちらに比べるとダンサブルというか、ディスコっぽさがありポップかも。とはいえそこはポスト・パンクの世代、フリーキーなサックスを主体とした演奏はただのディスコ・ナンバーであることに留まらずひたすら時代の狂騒をヒステリックなまでに伝えてくれます。冒頭に配置されたキッド・クレオールことオーガスト・ダーネルによるリミックスもクール(というか、まともなディスコ・ナンバーになっているのは彼のおかげというか)。後に現れるフォロワーの多さを思うとジェームスがそして彼のバンドが与えた衝撃ってやっぱデカかったんだなあって思わされるアルバムでありました。この名前はやっぱジェームス・ブラウンからなのかな。