2021年のアルバム『dimen』で度肝を抜かれたNot Wonkなんですけど、確かちょうどこの4曲入りが出た直後くらいに観てるはずなんですよね。そのときはちょっと出演バンドが多かったのと他が濃くてあまり印象に残っていないのですけど、こうしてあらためて当時の音源なんかを聴くと確かに伝わってくるものがありますね。こう、メロディックなエモ・バンドが真にオルタナティヴなバンドに羽化していく最中を捉えている、というか。引き出しの多さとそれを見せつけるような嫌らしさが感じられない、表現のための技術やアイデアが詰まっているように思います。あらためていいバンドだなあと感心。そろそろもっかい観たいですが。