昔はプレミアがすごかった所謂二人時代というか、上野洋子在籍時の、それも代表作『遠い音楽』のアルバムツアーということで一時期めちゃくちゃ入手が難しかったものだけれども、いまはこうしてDVD付きの再発もあり、元盤も安く買えるしいい時代になったもんだなあ。フレットレス・ベース以外はアコースティック、ということだけれども、大音量で聴いてこその迫力はやはりロックのそれだなと。この時期のzabadakもまた、早すぎた（そしてジャンルの違う）ミクスチャー・ロックであって、そういう早すぎた感じは当時だとプログレと呼ばれたりした。後に美少女ゲーム『Quartet!』などで有名になる（いや、たぶんもっと有名な仕事があるだろうけど）竹内純氏のヴァイオリンが特によい。
