スウィンギン・ロンドンの狂騒を描いた映画『欲望』のサウンドトラック。いやーおしゃれ。劇中ではジェフ・ベックとジミー・ペイジがいた時代のヤードバーズなんかも使われていておそらくそれが1番有名なんですけど、僕が持ってる盤だと入ってないですね。全体的にはいまの世にモンドとかラウンジとか呼ばれるような要素が詰まったファンキーなジャズ。映画のサントラということで一曲が短めであり聴きやすいかもしれないし、人によっては物足りないかも。当時からハービー・ハンコックの天才性と、後にジャズのみに留まらない才能を開花させていくその片鱗が見えるなかなかに興味深い作品です。