ポストロックかポストヒップホップか、ポストミクスチャーかわからないですけど異形のグルーヴが支配するロックバンド4枚目のアルバム。たとえばレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンからメタリックな要素を削ぎ落としたような、かといってポストパンク的な鉄っぽさはきっちり残っているという本当に不思議なバンドです。正直買った直後はあんまり良さがわからなくて寝かせてたんですけど、こうして色んな音楽を聴いてから改めて触れるとあまりにもオリジナルかつカッコよくてビビります。極端な話、音楽の可能性ってこういうものなんだろうな。20年経っても一切古びてない。