いわゆる渋谷系の盛り上がりがピークだった頃に出た、「東京は夜の七時」を含む代表作。もっとずっと狂騒的なイメージがあったんですが、思ったよりブルージーというか、デスでサッドな気分をあくまでさらりと歌いこなす野宮真貴の印象が強く残ります。サンプリングも今聴くとスキマ感が程よく、クラブジャズからハウシーなものまで楽しく聴けます。オザケンの『LIFE』と同じ時期のリリースでしたっけ。シティポップ流行によって置き場所に困ってる感のある渋谷系レコードですけど、いやいやこの辺りなんかは(まあ青春なのもありますが)今聴いてもおしゃれに聴けるんじゃないかなあ。あ、今作収録の「東京は夜の七時」はアルバムアレンジなので一般的なアレンジを求めておられる方はシングルベストなどを聴いたほうがいいかもです。
