久しぶりに聴きたくなって取り出してきたんですが、なんなんでしょうねこの強烈なアシッド感は。特にアコースティックな前半の演奏はいわゆるフォークソングのブームから出てきたということがわかる一方で明らかに他のアーティストとは違う、グルーヴとしてのヨレみたいなものを感じさせます。ミリオン・セラーとなる代表作『氷の世界』の手前とあって明らかな上昇気流が感じられ、一方で『陽水II センチメンタル』のフォークとロックの中間的な良さも湛えたよいライブだと思います。売れたのでめちゃくちゃ安くその辺にレコードが転がってますが、初めてのアナログにもおすすめですよ。