ジェイソン・ニューステッド(ex-メタリカ, ヴォイヴォド)のプロデュースで知られる隠れた名盤であります。モーターヘッドやパンテラに影響を受けたアメリカ南部のあらくれロックンローラーがメタリカ的な押し引きのコントロールを覚えた結果、メタルとしての迫力が一段上がった作品と言えるでしょう。ガレージロックやストーナーの香りもほんのりとさせつつ、90年代オルタナ・メタルから引き継いだ質感がとにかくダルでヘヴィでカッコいい。これより前のアルバムもバカっぽい疾走感があってそれはそれで良かったんですけどね。総じてメタルが好きな方は頭の片隅に入れておいて、中古屋などで見かけた際には手にとっていい1枚なのではないでしょうか。お薦めです。