『ノルウェーのビョーク』って表現はどうなんですかねって感じのSSWによる4thアルバム。ビョークがキャリアを重ねるにつれて人間味を失って大自然みたいになっていくのとは対象的な、コケティッシュでやや意地の悪いポップスをやっています。日本人が思う『なんかおしゃれな北欧』のイメージはこっちですよね。それでいてブラックメタル・バンドに客演したりしていることからもわかるように歌詞は相当エグい様子(読めてないですが)。アヴァン・エレクトロニカ・ポップスとしていかにも当時の作品という感もありつつ、今聴いてもヤバそうな香りがするいいアルバムです。ほんと何歌ってるんだろう(ステージの写真がまたヤバい……)。