長らくこう、『Casablanca Moon』(及び『Acnalbasac Noom』)やHenry Cowとの作品で満足しつつあったのだけど、そういや1stって聴いてないなと思い購入したもの。その後の作品とは全然違うというか、のちのリキ入ったシリアスな表現よりも牧歌的な、それでいて破綻スレスレのアヴァンギャルドが顔を覗かせるおかしなポップ・アルバムでありました。Faustの参加によってクラウト・ロックとして扱われたりもする今作だけれども、一番近いのはSyd Barrettのソロじゃないかなあなんて気も。