黒岡衛星の1日1枚1言

この"ブログで音楽の話しかしたくない"がすごい!第一位

スピッツ『99ep』('99)

 

どこ行ったっけなと思ったら出てきたので久しぶりに聴き返しています。3曲入りのほぼシングルで、全曲今ではコンピレーション『色々衣』に収録されているのですが、その上でこの3曲入りというのは好きだなあとつくづく思います。時期としてはアルバム『フェイクファー』から『隼』の間の時期ですね。「ハイファイ・ローファイ」、「魚」、「青春生き残りゲーム」と、肩の力が抜けつつ次の段階に進まんとするスピッツの脱皮の瞬間をとらえた非常にドキュメンタリーな作品だと思います。こうね、キラキラしててでも切迫感があって、本当に好きなんですよねー。シングルの「夢追い虫」なんかも地続きだと思うので要は『色々衣』を聴けという話なのかもしれませんが、いやしかしそれでもこの3曲を抜き出して一度は聴いてみていただきたいなと。CD文化っておもろいよなー。