92年のソロ・ツアーでのパフォーマンスから抜粋してアルバムにしたものであります。ピーター・ハミルといえば特に我が国ではヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターのメンバーとして人気が高く、プログレ関連人物的な認知をされているわけですが、どちらかといえばデヴィッド・ボウイをより内省的にしたようなカリスマ、といった方が近いのかなと思います。そんな彼によるピアノやギターを用いた完全なるソロ・パフォーマンスをまとめた今作はより濃密にシンガーソングライターとしての側面が味わえる作品であり、プログレという枠に囚われない『いい曲』の『いい歌唱』が楽しめる次第です。前述の通りプログレ系のファンを中心としてカルトな人気しかないのが勿体ないと思っているので、もっともっと聴かれてほしいと思います。衝撃のアンコール曲もアツい。
