プログレファンを謳っておきながらいまさら買いました。日本では同名のヴィジュアル系専門雑誌やトランス・レコードの主宰に影響を与えたことでも知られるピーター・ハミルの1stソロ・アルバムです。冒頭から当時の英国らしい敢えてチープなロックンロールで、なるほどバンドでの彼とは違う作風なのだと再確認。初期のピーター・ハミルってパンク・ロックの影響元としてとにかくブチギレてたイメージがあったのですが、こうして聴いてみるとまだ覚醒前というか、難波弘之言うところの『田園ロック』的な、ポスト・ビートルズ的ないい歌が多いのが印象的。表現者、闇のカリスマとしてのピーター・ハミルはもうこの頃から現在で、いかにもブリティッシュ・ロック然とした演奏と噛み合ってなるほどこのアルバムに人生狂わされた人が多いのにも納得といった感じです。このアルバムだけを取り上げて名盤、とするには他の作品も追いかけて欲しくはありますが、やはりいい作品ではありました。
