黒岡衛星の1日1枚1言

この"ブログで音楽の話しかしたくない"がすごい!第一位

Manfred Schoof with 山下洋輔トリオ『Distant Thunder』('75)

 

山下洋輔トリオ関係はチマチマ集めているのですが、ようやく聴けました。今作はドイツのトランペッターとのコラボ作ですが、強烈です。フリー・ジャズ由来の個性と暴力が掛け算になって襲いかかる44分。これはカッコいい。マンフレート氏がジャケで吹いてるこれは何ですかね。兵器?実際にそうであっても驚かないだけの音が鳴っていてリスナーの我々はただ平伏するのみ。いやーカッコいい。それでいて聴き終えたあとにスッキリと謎の清涼感みたいなものがあるのはやはりピアニストによるリーダー作だからでしょうか。いわゆるフリー・ジャズに難解なイメージがあるという人は最初に触れてみてもいいかもしれません。ハードなパンチではありますが。