僕が人生の名盤として必ず挙げる1枚です。北欧のパンクバンドT(I)NCがフェンダー・ローズとサックスをゲストに迎えてジャズ・フェスティバルでライブした際の音源なのですが、いやもうただただかっけえっすよ。ストゥージズやThe Make-Up (US)といったバンドが持つ横ノリの要素を受け継ぎつつ、よりモッズ的な空気をまとった音楽性は当時ガレージロック・リヴァイヴァルと称されたバンド群の中でもかなり異色だったと言えるでしょう。アジテイトとしても強烈なMCを挟みつつ、どの楽曲もライブならではのテンションでブチかましてます。「Smash It Up!」のアレンジとかお洒落だなー。時代の風化に耐えうる、真にセンスのいい音楽だと思います。お薦め。
