黒岡衛星の1日1枚1言

この"ブログで音楽の話しかしたくない"がすごい!第一位

Gentle Giant『In'terview』('76)

 

Interview (2012 Remaster)

いやーしかし何なんでしょうねこのバンドは。初っ端からスウィートなファンクがプログレの手によって玉突き事故起こしたような展開から始まって唖然&呆然。シンプルなエキサイトというのとは明らかに違うえげつない変態がここに居ます。バンドという表現形態がこれを要請したというよりは至ってしまったという風情ですが、来るパンクの時代に備えて謎にトロピカルなレゲエがあったりとかなりユニークなことになっています。うーむプロトパンクでありながらポストパンクを越えてしまっているように聴こえます。たとえばこれをリアルタイムで聴いたとして受け入れられたかはわかりませんが、こういう表現が花開いた当時というのはとかく凄い時代だったのだなあと感心するばかりであります。考古学的興味にはあまりにリアル。ポストロック・ファンにも薦められるプログレ・アルバムでありバンドかもしれませんな。