凛として時雨は昔わりと好きで聴いていたのですが、そういえばソロはきちんと聴いたことなかったなと思っていたところ今作を見かけたので手にとってみました。表題曲はいかにも彼らしいというか、マスでカオティックなロックに弦や鍵盤を絡めたもの。TK from 凛として時雨の名義って特にこの弦の音の使い方が独特で、下手すると本体より好きかもなあと思ってしまいました。カップリングは静謐なバラード。これもまた弦や鍵盤の音が印象的な仕上がりで、なるほどソロでやりたいことのヴィジョンがしっかり見えるなあと。ユニゾン(・スクエア・ガーデン)田淵なんかもそうですけど、バンドとソロ(楽曲提供)でやることがハッキリ分かれている感じが面白く感じます。さて、初回盤にはボーナス・ディスクとして2017年にビルボードで行われた音源から9曲が収録されており、こちらもまた『アコースティック・エレクトリック』と銘打たれ(おそらくは向井秀徳の影響かと思われますが)、生音の響きを活かしたライブパフォーマンスが楽しめます。こうして生のギターや歌声を聴くとつくづく、そもそもフロントマンとして規格外な人なのだよなあということを感じます。カッコいい。つくづく「unravel」はアンセムだなーと再確認。バンド、ソロともに改めてきちんと聴いてみたくなりました。
