黒岡衛星の1日1枚1言

この"ブログで音楽の話しかしたくない"がすごい!第一位

Herbie Mann『Memphis Underground』('69)

 

我が国ではいわゆる『軟弱なジャズ』の筆頭みたいに言われていたらしいですがとんでもない。ジャズ・フルート奏者ハービー・マンの代表作であります。確かに収録曲はR&Bなどのカバーが中心ではありますが演奏そのものはイージーリスニングならぬハードリスニング(c 砂原良徳)。ソニー・シャーロックのギターに代表的な、アート・ロックの空気をたんまりと吸い込んだそれでいてハード・グルーヴィンな演奏は同年のマイルス・デイヴィス『ビッチェズ・ブリュー』と並び立つ名盤と言っても全然言い過ぎではないかと思われます。「ホールド・オン・アイム・カミン」でのソリッドかつフリーキーなギターとフルートの絡みなどなかなかに壮絶。ジャズって何だかようわからんけどルパンとかコナンみたいなやつは好きという人にとっての入口としても機能するでしょう。