いわゆる『ジャーマン・ロックの名盤』として真っ先に挙がる作品の一つですが、こうして聴くとまあなかなかイカれたアルバムであります。基本的にはハードでヘヴィ、かつサイケデリックな長尺のジャム・セッションということでギター/ベース/ドラムのシンプルなサウンドなんですけど、明らかにヤバいキマり方をしていることが一聴して分かる演奏がもうね、気持ちよすぎてガンガンボリューム上げたくなります。編成だけならジミヘンやクリームと変わらんこと考えるとより鳴っている音のヤバさが際立つと言いますか。バンドそのものもベースのウリ・トレプテ脱退からドラマーであるマニ・ノイマイヤーのソロと化すまでに様々な音楽性の変遷があるわけですが、初期ということでカオスかつ後の深化を予見させる萌芽のアルバムなのではないでしょうか。しかしライブ演奏とは驚いた。
