黒岡衛星の1日1枚1言

この"ブログで音楽の話しかしたくない"がすごい!第一位

Gong『Camembert Electrique』('71)

 

宇宙に名だたるヒッピー・グル、デヴィッド・アレン率いるゴングの2ndアルバムであります。まあとにかくサイケデリックなのはそうなんですけど、なまじ高い演奏力と明らかに良くない方向に増幅された知覚が宇宙への扉を開くことに成功、ラジオからは妖精がささやきかけてくると。時にサックスの音色が先導するジャジーなロックンロール化すると少しキング・クリムゾンのようでもあり(ピップ・パイルのドラムがクール!)、一方でビートルズを七倍悪い冗談にしたみたいな歌もの展開があったりと本当に自由です。今聴いてプログレッシブかというと保証はしかねますが、今なおアナーキーであり続けているのは確か。そういう意味ではパンクなのかもしれませんね。その後永遠を旅するヒッピー集団のその入口として、この辺りで踏みとどまっておくのがいいかもしれません。少なくとも一聴の価値はあります。