ペンタングルはとっても好きでフェアポート・コンヴェンションも好きなのですがこの人たちのソロ、特にリチャード・トンプソンのものは聴きたいと思いつつもなかなか聴けていなかったのでした。フォーキーな歌ものチューンから始まりますが、そこは90年代という時代がそうさせるのか本人の資質なのか、どんよりとした暗さをはらみます。しかし面白いのは暗さの中にそれほどの陰鬱さは感じず、どちらかというとシンプルに美しさを感じさせる点でしょうか。彼らの出自であるトラッドやジャズといった要素をまといつつ、一方で英国ゴシックを思わせるロックンロールという不思議な音楽に仕上がっています。いやーこれはかっこいい。ジャケが今ひとつどころか今三くらいなのが勿体ないですが、見かけたらぜひ。
