懐かしいアルバムです。初期キング・クリムゾンのコンセプトメーカー兼なんか色々やっていたピート・シンフィールドによる唯一のソロ・アルバムですけれども、いやーいいんですよ。サウンド的にはキング・クリムゾン本体よりはマクドナルド・アンド・ジャイルズなんかに近いジャジーで牧歌的、トラッドでフォーキーな牧歌的風景が広がっております。ブラスがいなたいロックンロールまで出てくるともはやプログレとは関係のない感じですが、本人の線の細いボーカルと相まって不思議な魅力があります。世間的にはそこまで評価されていない作品ではありますが、初期2作くらいのクリムゾンの雰囲気にも通ずるところは流石にコンセプトメーカーの面目躍如。ジャケット(竜の口に身を委ねる少女のイラスト)も素敵な一枚。アナログが似合いますな。
