ユーミンの『昨晩お会いしましょう』のボツジャケだったというトリビアもすっかりお馴染みのピンク・フロイドのベスト盤ですけれども、なんかやっぱりプログレ・バンドをベスト盤で聴くのは独特というか不思議な感じがしますねー。とはいえこのピンク・フロイドというバンドの面白いところや格好良さっていうのはこうしてコンパクトにまとまっていても伝わってくるように思います。フロイドが他のバンド(いわゆるプログレ四天王とかそのへん)と大きく違うのはそういうところなのかもしれません。「マネー」って単品で聴いてもかっこいいなー。『狂気』もリリースから半世紀経った今、こういう新しい聴き方もアリ、なのかもしれません。興味深かったです。