ミニ・アルバムというサイズ感からかあまり言及されることはないですが名盤です。『歌もの三部作』コラボも2度やって一段落つき、さあ何か新しいことをやろうと手を付けたのが今作です。上原ひろみを迎えたリード曲「水琴窟」、菊地成孔をフィーチュアしたチャールス・ミンガスのカバー「Boogie Stop Shuffle」、1999年前後にレパートリーにしていた楽曲とフランク・ザッパのカバー(谷中敦氏は大のザッパ・フリーク)というスタジオ録音に加え、「流星とバラード」、「ずっと」という2曲の歌ものをDJ(中田ヤスタカと須永辰緒!)がリミックスしたものも収録されています。ダンス・ミュージックとしてのスカ、ジャズの子どもとしてのスカをスカパラなりに表現したらこうなったということで、『Goldfingers』とはまた粋なタイトルなんじゃないでしょうか。おしゃれな作品です。